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山梨大学医学部附属病院 卒後臨床研修プログラム

本プログラムの目的は、卒後臨床研修を通じて一次医療・二次医療・三次医療と多様化を続ける医療に対応できる人材と国際競争力のある研究医の育成を行うことにある。具体的には、経験と教育手法を備えた指導医の下で、医師としての人格と見識を磨く。さらに、将来の専門科にかかわらず、日常診療で頻繁に遭遇する common disease に適切に対応できるよう、基本的総合診療能力(態度、技能、知識)を身につけることを目的とする。優れた研究能力を有する人材の育成とキャリア支援を行い、また新専門医制度における確実な専門医取得に向けた支援を行うことも目的とする。

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1.自由度の高いプログラム

 研修医のニーズにあった自由度の高い研修カリキュラムを提供するため、一般プログラム、たすき掛けプログラム、キャリア重点プログラム、研究医育成プログラムを設置しています。研修のフィールドは広く学外に広げ、県内外の中核病院から被災地診療所を含む大きなアライアンス(連携病院群)を形成し、その中で自由に研修できる体制を提供しています。これまでも、県内外に多くの連携施設を持ち、相互の交流を行ってきましたが、平成30年度からは関連病院を拡充し、さらにたすき掛けプログラムでは1年次あるいは2年次いずれの年次でも自由に学外関連施設で研修するカリキュラムに改定し自由度を高めました。

2.新専門医制度に対応したプログラム

 本学の教育グランドデザインでは2年目研修医期間はサブレジデントと位置づけ、平成30年度より始まった新専門医研修へスムーズに進むための準備期間としています。専門科探索型・ストレート型・ER/総合診療型など個々のニーズに合わせて36週間、自由に研修先を回ることが可能となっています。さらに1年次から自由選択期間を利用できる形とし、興味ある診療科を1年次に回ることによって進路を安心して決められる環境を提供しています。

3.考える救急医療

 平成30年より平日日中のERを開設し、市中病院で経験する1~2次症例のfirst0touchを研修医が行っています。本学ではさらに国立大学としては珍しく地域2次救急輪番にも参加しています。これらの救急研修では、1~2次といえども救急・各科専門医による指導が受けられ、さらには3次へのトリアージと引き続きその診療に自ら関わることにより、ワンランク上の救急研修が経験できます。単に診て治療するだけの救急ではなく考える救急研修を提供しています。

4.地域医療と総合診療(ER研修)

 地域医療研修は総合診療研修に必要な経験を積むことができるよう、検診施設・2次医療圏中核病院・診療所・保健所など、多くの県内施設に加え、同一医療圏にある近隣の施設も連携病院としています。また新たな見直しで必修となる一般外来実習を地域医療研修病院で履修できるよう、教育重点病院を選出し、教育指導医を派遣したうえで研修医専用外来ブースを設置し、従来の在宅医療研修、地域包括ケア研修、院内チーム医療(ICT、NST等)研修等を含め充実した地域医療研修を提供しています。また今後起こり得る様々な災害を想定して、災害被災地での地域医療研修(南三陸町)も可能とし、例年多くの研修医が選択し貴重な経験を積んでいます。
  
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